今や様々な分野の人が実践する瞑想。
有名なのはスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、イチロー、ビートルズのメンバーなど数々の著名人が実践しています。
瞑想は心の筋トレです。
しなやかな筋肉があると自由に動けるように、しなやかな心があると心も変な事に囚われず自由を手に入れる事ができるのです。
瞑想には色々な方法がありますが、ここでは『手を上げ下げする瞑想の方法』を紹介します。
瞑想の方法も色々あり、試してみて自分にあった方法で行うと良いです。他の瞑想方法はこちら。



【瞑想の方法】手を上げて下げる瞑想 ~頭が良くなる、集中力アップ、うつに効く~
瞑想をする理由
普段の生活では心は野放しです。
美味しそうな匂いを嗅いだら食べたい、綺麗な景色を見たら綺麗、汚かったら汚い。
Youtubeを見て、これは楽しい、この人はなんだか気に入らない。
実際にはそれはあるだけで、綺麗も汚いもないです。
あるのは勝手な思い込みだけです。
瞑想は世界を自分の思い込みなしでみる方法、そして心がどういった動きをするのかを観る方法です。
この詳しい解説はスマナサーラ長老の著作に書かれています。ここで僕が中途半端に説明するよりも本を読んだほうが良いです。値段もすごく安いので、読むことをおすすめします。
スマナサーラ長老の著作は全部面白いですが、この瞑想については『感覚について:ヴィパッサナーー瞑想実践の道しるべ』がおすすめです。
原始仏教でおすすめの本はこちらで紹介しています。

手を上げて下す瞑想の方法
まず簡単な瞑想法から、これは手を上げてそれから下げるという瞑想です。
これはヴィパッサナー瞑想と言われるものです。
別に何かの儀式ではないので、気楽にやりましょう。
では、やり方を説明していきます。
1.背筋を伸ばして座る
足が床につく椅子に座ります。
頭のてっぺんを糸で真上に引っ張られているように想像すると、グッと背筋が伸びます。
2.膝の上に手を置き、自分の現在の手の位置を覚える
膝の上に手を置いて一度深呼吸し、体の位置を覚えます。
見て覚えるのではなく、身体感覚で覚えましょう。
3.左右どちらかの手をゆっくり上げながら、「上げる、上げる、上げる」と実況中継します。
この時、体の感覚を感じてから言葉を当てていきます。野球の実況中継で「打ったー!ボールは左中間を抜け、、、」みたいな感じです。
腕を上げながら、「上げる上げる上げる」と中継します。そうすると、手、腕、肩などに様々な感覚があることに気付くのではないでしょうか?
意識を向ける場所は手、腕、肩など現在動かしている箇所に絞ってください。
重要
言葉が感覚より先に行かないように。
言葉が先だと命令になってしまいます。
4.上まで上がったら「止まる」と中継し、今度は「下ろす、下ろす」と言いながら下ろしていきます。
常に流れる感覚を意識しながら実況中継を続けます。
すると他の思考が紛れ込んできます。
「あの宿題やらないと、仕事大丈夫かな?、眠い、、、」などなど、つまり心が他の場所に行っているわけです。それに気がついたら、すぐに手の感覚に意識を戻しましょう。
その行為を否定したりせずに、ただ感覚に意識を戻します。
5.下ろしきったら、最初に手があった場所に戻す
そのときは「置く、置く」と中継しながら戻します。
この最初の位置は身体感覚でやってみましょう。
6.片手が終わったらもう片方
他の腕を同じようにやって、出来ればもう1セットやってみましょう。
まとめ
以上が手を上げて下げる瞑想の方法です。
簡単な方法なので、ちょっとした休憩のときにやってみるといいですね。
やり終わった後は頭がスッキリします。
他の瞑想方法も書いてますので興味があれば読んでみてください。
瞑想方法も合ってる合ってないがあるので、色々な瞑想方法を試すことをおすすめします。