仕事で半年や1年かかる仕事で時間に余裕のあるはずが、気付いたら締め切りギリギリになってしまう。
受験勉強でダラダラしてしまう。
時間が長くあると、あせりの気持ちはあっても『まだ、半年以上あるしな』と余裕がないのに錯覚の余裕が生まれ、気付けば『あと3ヶ月!!やべー!!』となります。
ここではそうならないように長期計画の立て方を書いていきます。
長期計画をしっかりたてる方法『○日で数える』
○ヶ月、○年ではなく『○日で数える』
結論を言うと、後何日と言う風に日数で考えるのがいいです。
半年後ではなく、180日後です。
半年とかぼんやりした感じではなく、180日と言う具体的な数字を突きつけます。
こうすることで俄然、現実味が生まれるんです。
年単位で計画した場合と日にち単位で計画をした場合の違い
ミシガン大学で年単位で計画した場合と、日にち単位で計画をした場合でどちらの方が目標の達成率が高かったのか研究しました。(英文)
実験で想定されたシーン
★ジョンさんはバースデイプレゼントを買う予定です。パーティは何日後 / 何カ月後だと思いますか?
★ダンさんは仕事でプレゼンを行う予定です。プレゼンは何カ月後 / 何年後だと思いますか?
すると、質問を日単位で考えた参加者は、月単位で予想した場合よりも、イベントの予定日を平均で29.7日ほど早めに見積もったそうです。
確かに何ヶ月で考えると『うーん。3ヵ月後くらいかな』となります。なんせ月だと1つの区切りが○ヶ月ですからね。
しかし、日単位だとそのパーティーは30日後位と想像します。
月単位で考えた3ヶ月後って90日後なわけで、かなり先な気がしますね。
つまり人間は細かい単位で考えると、直ぐ先の事のように感じられると言うことです。
月単位VS年単位
また、月単位と年単位で実験した場合は 8.7カ月ほどの差 が出たそうです。
違うパターンでの実験
これはまた別の実験です。
1100名の参加者を集めて、以下の2パターンで質問をしてみました。
★子どもができたと想像してください。18年後には、あなたは子どものために大学進学の準備をしなければなりません。学費はいつごろから貯めればいいと思いますか?
★子どもができたと想像してください。6570日後(18年後)には、あなたは子どものために大学進学の準備をしなければなりません。学費はいつごろから貯めればいいと思いますか?
質問の内容は最初の質問と要は同じですね。
4倍も早めに計画に着手しようと考えた
その結果は、未来を「日単位」で考えた参加者は、実に4倍も早めに計画に着手しようと考えたそう。
つまり日単位で考えると、未来がグッと身近に現実的に感じるんですね。
18年後っていうと未来過ぎて、『うーん。車が空飛んでそう。。。』とかそんな妄想だけになりますね(僕だけかな?)。
まとめ
ということで、漠然とした未来をみるのではなく、日単位で考えて現実的に生きる。
別に夢を叶えたかったら、現実的に動かないと絶対に無理ですからね。
でもあせらず、目標を持って毎日楽しく行きましょう♪