学校や職場で、いじめが有ったり無かったりします。
いじめは他人を思いやれないことから起こることですが、他人をいじめてなくても自分で自分をいじめることをしていませんか?
友人の成績がすごく良い、自分は努力したのに成績が上がらない。。駄目な奴だ。
今日やろうとしたことが全然出来なかった。私って。。。
その 『自分いじめ』すぐにやめましょう!百害あって一利なし!
その理由を精神的、科学的に書いていきます。
もしあなたが人間関係で悩んでいるならこの記事をおすすめします。けっこう長い記事ですが内容が詰まってます。

自分いじめをやめよう~自分を責めると頭が悪くなる~
みんな自分をいじめないでね。自分なんて、とか言うのもいじめだよ。全然謙遜じゃないよ。いじめっこはいじめてることに気づけない。自分が悲しいことにいじめっこだということを自覚する。鬱との付き合いはまずそこからはじまるかもしれません。僕もいじめっこだったのでわかりますー。いじめダメ絶対
— 坂口恭平 (@zhtsss) 2019年1月13日
坂口恭平さんは、色々な活動をやっている方なので何者か?といったら本人も分からないと思いますが、面白い人です。
いじめダメ絶対!
それで、いじめダメ絶対!ですが、物事が上手くいかないと、ついつい自分の事を責めてしまいます。
これも立派な いじめ です。
自分という人格を自分が攻撃してるんです。たちの悪いことに自分はいつも自分と一緒。
四六時中いじめられたら、誰だっていやになってしまいます。
責任感が強くて、他人のせいと考えず自分に責任があると思うのは良いことです。
しかし、それと自分いじめはまったく違うことです。自分が自分に言ったその言葉。
その言葉はあなたをガッカリさせますか?それとも励ましますか?
わかるよ。その気持ち
分かりますよ!自分を責めたくなる気持ち。
僕は作曲をやっているのですがピアノを始めるのが遅かった為、演奏能力がよろしくないんです。
努力しても、子供の頃からやっている方とは完全に差があります。
僕は作曲家なので、ピアノがメチャクチャ上手い必要性は無いのですが、曲を掴むまでに時間がかかります。
音楽家には『お前は人間か!』っていう人もいるので、愕然とするわけです。
負けず嫌いの僕は必死に練習します。これは、素晴らしい(そんなキミが好き 笑)。
しかし、そこには確実に差があります。
すると、自分を責めだすわけですね。
そして、やる気も無くなっていき、ピアノの練習をしないから向上せず、さらに責め。。
まず、これをやめましょう。どんなに自分を責めても良くならないし、むしろ焦って失敗するし、イライラして人間関係にも影響します。
そして、また自分をいじめて。。。悪いサイクルの始まりです。
じゃあ、どうしたら良いのか!を書いていきます。
自分が一番の自分の味方
「どうして自分を責めるんですか?
他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだからいいじゃないですか。」
周りの人は良くも悪くも責めてくれます。
それに便乗して、自分まで責めたら世の中に味方が誰もいないじゃないですか?
例えば、僕の場合だったらピアノの技術を責めても無意味です。
僕は作曲が本業なので、作曲の勉強、作曲もしなくてはなりません。
それに加えてピアノも練習してるのに、なぜ更に責められなくてはならないのか?
むしろよくやってるね!っと自分に言います。まあ、当然でしょう 笑
自分が自分を責めてきたら、自分の正当性を主張しましょう!
自分を責める人は他人をもっと責めます。自分が不幸で、周りを幸福にはできません。
まずなによりも自分が自分の一番の友人、理解者でなければいけません。
いつも応援してくれる友人と幸せになりましょう!
まずは考えないこと
あなたがもし自分いじめの常習犯だったら、まず考えないことからはじめましょう。
その方法は何か好きなこと、一心不乱に集中できることをやるのがいいです。例えば、
料理
掃除
編み物
何か書く
書くと料理は上で紹介した坂口さんも薦めてますね!
書くのは基本なんでもいいのですが、ネガティブなことは禁止です。
せっかく書くなら熱中できるようなことを書きましょう。何も考えずに空想でいいじゃないですか。上で書いたように自分の正当性、自己弁護を書きまくるのもいいです 笑
ちょっとしたことでも自分を褒める
これは僕もよく使う手ですが、些細なことでも自分を褒めます。例えば、
水を飲んだら、『水飲むなんて素晴らしい!』
鍵を閉めたら、『しっかりもの!』
家から出掛けたら、『疲れてるのに、外に出るなんて勇敢だ!』
なんでもいいんです。小さなことでも自分を褒めちぎります。
そうすると小さな自信が湧いてきて、気がつけばドンドンと楽になりますよ!
瞑想をする
僕がすすめるのは『瞑想』です。何個か瞑想の方法を紹介してますので、怪しがらずにやってみましょう。
ちなみに紹介しているのは原始仏教(真説のブッダの教え)でカルト教団の勧誘ではなく、スピリチュアルな要素もゼロで、いうなれば心理学です。
案ずるより産むが易し、とりあえず試してみましょう。
自分に合った瞑想の方法があるので色々試してみましょう。




茂木健一郎的ネガティブ対策
脳科学者の茂木さんもネガティブ脳について語っています。
ネガティブ思考は「自然の摂理」
どうしてもネガティブに考えてしまう。。。
それについて脳科学者の茂木さんはこう言います。
ネガティブ・シンキングとは、集団生活を維持し、生存率を高めるために自然に備えつけられた『脳の警報システム』とも言えるかもしれません。
出典:茂木健一郎(2013)『脳を最高に活かせる人の朝時間 頭も心もポジティブに』
人間の本能は最強に強いですからね、理性で阻止しようとしてもなかなか難しいです。
その理性を鍛えるのが瞑想ですが、茂木さんは他の解決策を提示しています。
不満ではなく、満足に目を向ける「ソリューション・フォーカス」
ソリューションとは英語で解決を意味します。フォーカスは焦点を当てることですね。
つまり解決に焦点を当てるわけです。
そのやり方を説明します、実際にやってみましょう。
1. 自分が不満に思っていることを一つ挙げ、その事柄が最悪な状態を1点、最高を10点とします。
すると、大抵1点にはならないはずです。
2. なぜ1点(最低)では無かったのか、その理由を書いてみましょう。
すると実は上手くいっている部分が必ずあるんですね。
3.その上手くいっている部分を理解することで、安息の場所を見つけることができ、さらにネガティブ思考の原因をその「うまくいってる部分」を使って改善できるわけです。
ネガティブな言葉は脳に悪影響を及ぼす
「ネガティブ思考を重ねて脳にストレスを与えることは、海馬の神経細胞を壊すことにつながります。つまり、ネガティブ思考の人は、自ら脳を破壊しているということ。他人に対する悪口も、言えば言うほど自分の脳には悪影響を与えます。逆に、人を褒めたり、ポジティブな思考をともなう行動を取ることは、脳にとってもプラスです。ずっと健康でい続けたいなら、前向きな性格でいることが圧倒的に有利だと言えます」
引用元 https://woman-type.jp/wt/feature/6834
脳は主語を理解しません。つまり『あの人馬鹿だよね』と言ったら、脳は『馬鹿だよね』とだけ理解します。つまり人に言っているつもりでも結局自分に言っているわけですね。
まとめ
このようにネガティブ思考は、百害あって一利なしということが分かってもらえたのではないでしょうか?
無理にポジティブにする必要性はないんです。
僕個人的にもポジティブポジティブ言ってる人はちょっと怖いです 笑
かといって、ネガティブにいじめることもないんです。
問題を明らかにして、しっかりと捉えれば、解決策は見え、ネガティブでもポジティブでもなく真ん中の澄んだ道を歩けるわけです。
僕も数日ベットから起き上がれない位に落ち込んだことは数回ありますが、そのおかげで自分の心、脳と向きあえるようになったので、良い経験だったと思います。
お互いに健やかに生きましょう。